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ネットワークオーディオの愉しみ ブログトップ

リッピング+ネットワーク・オーディオで未聴CD制覇をめざす [ネットワークオーディオの愉しみ]

 今から10年ほど前のこと、「ミチョラー」という言葉が流行した。ミチョラーとは、昔なら1枚3,000円以上かかった偉大なるマエストロやヴィルトゥオーゾたちの演奏が、1,000円未満、場合によっては200円程度で手に入ってしまうようになり、特に「バロック・マスター・ワークス」や「バッハ大全集」など何十枚ものCDが入った激安廉価BOXについつい手が出てしまい、鑑賞枚数が購入枚数に追いつくことが無いクラシック・オタクたちが自嘲を込めてこう呼んだ。

 そして、どんどん蓄積され山のようになった激安廉価CDのBOXたちを、世界最高峰のチョモランマ山にちなんで『ミチョランマ』と呼び、多くのクラシック・オタクらが、未踏峰ならぬ未聴峰「ミチョランマ」に挑んだものの、返り討ちに遭った者が大多数で、僕もその「ミチョランマ」登頂を果たせぬまま10年が経過したクラシック・オタクの一人である。
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 しかし、僕は「ミチョランマ」制覇のためのウルトラC(死語)を編み出した。それは、ただひたすら未聴CDをNAS(ネットワーク接続ストレージ)にリッピングし、気の趣ままにNAP(ネットワーク・オーディオ・プレイヤー)をスマホで操作して聴いていく、という方法。

 CDをリッピング作業は真面目にやると結構しんどくて手間もかかる。(高額な自動リッピング機器ならともかく)いちいちCDドライブのCDを入れ替えなければならず、アーティスト名や作曲者のタグなど細かいところに凝って、根を詰めるとしんどい。だから、僕は『超』横着リッピングに徹することにした。
 本を読んだりTVを見ながら、ソファの脇に台を設けて、外部マルチドライブを接続したノートパソコンを置く(外部ドライブを使っているのは、ノートパソコン付属のドライブよりリッピング時の音質が良いからだ)、CDを入れてリッピングソフトが自動で取得してきた楽曲データをそのまま使用して、保存先のNASには、例えば「バロック・マスター・ワークス」などCDのBOXシリーズ名のフォルダを作る。直前にリッピングしたフォルダに自動で入るタイプのソフトを使っているので、後はCDを入れ替えるだけ。TVや読書に熱中して、ついつい入れ替えるのを忘れることもあるが、小一時間で10枚ほどリッピングは出来る。

 再生に使っているアプリ、ヤマハの「MUSIC CAST」はフォルダを丸ごとプレイリストに指定できるので、リッピングした先から音楽を流しっぱなしに出来る。作業用のBGMとしてかけて、「この曲、いいなあ」とか「このソリスト、素晴らしい」と思えば、即座に別のプレイリストに登録でき、また、楽曲をスマホに入れて持ち出したくなったときは、NASからダウンロードもすぐ出来る(NASのフォルダを「共有」に設定すると、Xperiaの場合はウォークマンアプリでダウンロードできる)
 CDを聞くよりもNAP(ネットワーク・オーディオ)でNASに保存したリッピング音源を聞く方がはるかにに楽だしCDで聞くよりも音がよくなるものもある(これについては別の回で触れます)、リッピングしていくと、リッピングした音源のジャケットがずらりとスマホやタブレットの画面に表示されるので、さながら自宅のCD棚が画面にバーチャル化したような快感が味わえ、「仕事した」感があるんです。

 ネットワーク・オーディオ・プレイヤー導入後は、CDをトレイに入れるという場面がどんどん減っていくでしょうね。SACDでしかハイレゾ音源を持っていないものは、やはりSACDプレーヤーの出番ですが、通常のCDの音源を聞くときは、ほとんどリッピングしたNAS上の音源を聴くようになりつつあります。

 じゃあ、CDとは完全におさらば出来るかというと、僕がまだまだ古い人間だからか、気に入っているCDは所有しておきたいという欲求をスパッと振り切ることが出来ない。
 リッピングのファイル形式は、「WAVE」とロスレス可逆圧縮音源の最終決定版と言われる「FLAC」を使っている。全て「WAVE」ファイルで保存すればCDの完全コピーが出来るが、容量をべらぼうに食ううえに「WAVE」には、タグが付けられない欠点もある。あと、テクノロジーの進歩で「FLAC」以上の高圧縮・高音質技術が登場するかも知れないので、元のCDは持っておきたい。
 だいいち、リッピングしたCDを売ってしまうと、自分の所有していない音源の複製コピーを持っていることになり、権利上はかなりグレーゾーンになる行為なのでは?という心配もある。

 というわけで、まだまだCD棚からCDが消えることは無さそうだが、リッピングを愉しみながら、ミチョランマ制覇に向け、これまで日の目を皆かった素晴らしい音源たちを次々に味わっていこうと思う。

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SACDは短命なメディアになるのか? [ネットワークオーディオの愉しみ]

 ハイレゾ音源を購入して聴くようになると、SACDを滅多に購入することは無くなった。そうはいってもまだまだSACDのラインナップに比べると、ハイレゾ音源のラインナップは貧弱で、SACDでないと購入できない演奏は多いのだけれど、それでも今はSACDの購入をなるべくやめている。
 やはり、SACDは未来が無い、と思うからだ。
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 SACDの音楽メディアとしての優秀性には異論の余地は無い。SACDの音盤を最初に購入して聴いた瞬間の感動は今でも忘れられない。まるでホールにいるような臨場感、オーケストラの弦の音はCDだとやや金属的な音がするのに、SACDのシルキーでマイルドな音、自分の目の前で歌っているかのようなヴォーカルの声。その音楽世界の素晴らしさに心が震えるような感動があった。僕の棚にも現在200枚ぐらいのSACDがある。
 しかし、SACDには決定的な弱点がある。それはコピー制限があるため高音質音源が取り出せないこと(ハイブリッドなら普通のCDレベルの音は取り出せるが・・・)。moraやe-onkyoでDSD音源を購入すると、1回の購入につき10回までダウンロードできるので、NASだけで無く、スマホやタブレットの本体、あるいはUSBメモリーに保存して車で聞いたり外出先で聞いたりすることも可能。それに比べて、常に専用プレーヤーを必要とするSACDのなんと不自由なことだろうか。
 音質面ではNASに保存したDSD音源と、SACDの音がほぼ同格、いい勝負をするんです。ノラ・ジョーンズの「Come away with me」はSACDとDSD音源の両方持っているが、SACDを定価ベース16万円のSACDプレーヤー(Marantz SA-15S1)で聞く音と、1.5万円のNASに保存したDSD音源を4万円のNAP(YAMAHA NP-S303)で聞く音がほとんど同格というのは衝撃的・・・。もちろんマランツと、YAMAHAでは、味付けには違いがありますが、音そのものの良さではそれほど大差ない。
 こうなってくると、音源をSACDで持つ意味はあるのか?という話になる。
 おそらくSACDの時代が終焉するのは、そう遠くない気がする。SACDの登場からまだ20年経っていない。ラインナップが充実して一般的に普及してからだと12年ぐらい?そんな短期間で役割を終えてしまう。そうなれば、この200枚のSACDはどうしましょうかねぇ(笑)今のプレーヤーが生きているうちは大丈夫だとは思うが、CDプレーヤーというのは駆動部や読み取り部に寿命があり、あと10年持てばいい方だろう。
 せめて、同じ音源をmoraやe-onkyoなどでダウンロードできるような救済措置をとってくれないかな?と思いますね。

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ネットワーク・オーディオ・プレーヤー選び [ネットワークオーディオの愉しみ]

 ネットワーク・オーディオ・プレイヤー(NAP)について一言で言い表すとすると、「ネットワーク機能付のDAC」ということになるだろうか?しかし、それではNAPの革命的に便利で楽しい機能を、だいぶスポイルした表現になってします。

 もう少し詳しく表現すると、「ネット上の音源やハードディスクに保存している音源の再生についてパソコンを介さずオーディオ用に特化した再生機」と言い表すことが出来るかな?

 しかし、これだけだとまだまだ言葉足らずで、
①スマホやタブレットなどで簡単に再生操作ができ、プレイリスト機能などを使えば、物理的操作(CDプレーヤーのトレイにCDを乗せるなどの操作)無しに、延々と所有しているの音源ライブラリーの音楽を流し続けることが出来る。
②インターネットラジオが聴ける(Radikoも聴ける)
 など、ネットワーク接続ならではの様々な魅力的な機能がある。
 そして、NAPの最大の魅力は③『ハイレゾ』音源の高音質の世界を体験できること、これに尽きる。

 僕がNAPについて、一番フィットするのは・・・

「自宅のCD棚にある何千曲という音源に加えて、ネット上にある星の数ほどの音源にも片手でアクセス・再生できる、高音質再生機」

 という表現になるだろうか?

 NAPには様々な機能があるだけに、様々なタイプが存在する。

〇ハードディスク内蔵のタイプ
 SONYのHAP-S1、あるいはパソコン周辺機器でなじみ深いBUFFALOのオーディオブランド:DELAのHA-N1AH20/2などがあるが、ハードディスク付きのNAPというのは少数派だと思う。

 パソコンを介さない自動リッピングや音源販売サイトからの自動ダウンロードが可能。ただし、ハードディスクは消耗品(4,5年で壊れる)であることと、容量/価格比はどんどん低廉な方向へ向かっているので、ハードディスク装置は別で購入する方法が主流になる。


〇CDプレーヤー内蔵のタイプ
 YAMAHA/CD-N301やDENONのRCD-N9のように、数万円の初級機にこのタイプのラインナップが豊富。
DENON CDレシーバー Bluetooth/NFC/ハイレゾ音源対応/ネットワーク機能 ホワイト RCD-N9-W

DENON CDレシーバー Bluetooth/NFC/ハイレゾ音源対応/ネットワーク機能 ホワイト RCD-N9-W

  • 出版社/メーカー: デノン
  • メディア: エレクトロニクス

 NAPにはもともとDACが載っているのだから、CDの駆動部分も乗せてしまったた全体的なコストダウンにつながる、という考え方は合理的。アンプとこれさえあれば、ほぼ何でも出来る。MarantzのM-CR611のようにアンプも内蔵したオールインワンタイプ(昔で言えばシステムミニコンポみたいな)もある。コストパフォーマンスは最強だろう。

〇NAP機能のみのタイプ
 ネットワーク機能とDAC機能+スマホ等で操作するアプリのセットのみのタイプ。アンプやCDプレーヤーが既にある人は、このタイプを選択することになる。僕が検討したのもこのタイプ。

 値段も文字通りピンからキリまでで、高級機になると数百万円もの値付けになっている。ネットワークオーディオは、オーディオ業界を再び活況に導いているようで、それは当然と言えば当然の帰結。

 CDというフォーマットの登場以来、オーディオ・マニアたちは100万円以上を投資して16bit/48khzのCD音源から血道を上げていい音を引き出してきた。しかし、2.8Mhz(2800khz)のDSD音源(あるいは24bit/96khzのPCMなどの)のような、CD企画から考えたらお化けのようなスペックの、ハイレゾ音源が販売されるようになった今、スタートラインからして土台違うわけだから、いい音を追及するマニアたちがハイレゾ対応のネットワークオーディオを組まない選択肢は無い。DSD音源の生の楽器の音に近い、奏者の息づかいが手に取るように分かる、そんな音を聞いたら、もう戻れないわけです。
 以前からマニアの間ではCDからいい音を引き出すには限界が見えた、としてアナログ(LP)に立ち返って最上の音を引き出す一派もあった。今後もこの2極に分かれていくでしょうね。

 ハイレゾ音源の出現は、我々庶民にとっても数万円で従来聴いていたものとは桁違いに音がいい鑑賞空間を作ることが出来るようにした。

 話を戻して、僕のNAP選びのポイントとしては

・NAP単体では5万円程度の予算
・AAC、WAVE、MP3、FLAC、DSDなどあらゆるファイル形式に対応、とりわけFLAC、DSDは絶対条件
・せっかくだからネットラジオやRadiko対応であること
・spotifyなどのストリーミングサービスへの対応も欲しい

 実は、一番「良さそうだな」 候補はTEAC NT-503だったんです。実売価格が9万円。色々なサイトでのレビューの音質に関する評価がずば抜けて高い。サイズはコンパクトながら、プロ・ユースのような無骨なデザインはなかなか格好いい。しかし、Radikoとairplayやspotifyに非対応で、やはり価格面でNASの購入費用も含めると12万円ほどかかってしまうため、今回は見送り。
 ネットワーク・オーディオはパソコンと同じでドッグ・イヤーで進化することを考えると、ここはやはり5万円以下に抑えておきたいところです。

 最終審査(?)に残ったのがこの4機種

〇Marantz/NA6005

〇Pioneer N-30AE


〇ONKYO NS-6130

〇YAMAHA 
※シルバーもあります。僕が買ったのはシルバーです。



 我が家のオーディオ・システムは、アンプがMarantz/PM15-S1で、SACDプレーヤーもMarantz/SA15-S1という構成なので、Marantz NA6005にしておくと、外観上の統一性も高いし、リモコンは共通になるなど、何かと便利。試聴した感じも安心のマランツサウンドで、非常に好印象。オーディオ部分は言うことは無いんですが、レビューを見ると、まず、ネットワーク回路の不具合が多いらしく、不具合が起きるたびに電源ケーブルを抜き差しして対応しているようなユーザーさんもいるようで、しかもUSBメディアの認識不良もあるらしい・・・。レビューの中には『パイオニアもオンキョーもヤマハも、自社内にカーオーディオやネットワーク機器の生産部門があって、ネットワークに関する技術が高いのに対し、D&M(デノン・マランツ)はそこら辺が弱い、もう少し進化を待った方がいい』という意見もあるようで。今回は、マランツは見送り。

 オンキョーのNS-6130は全般的によくまとまっているんだけれど、試聴した音が好みでは無かった(僕がもっとも重要視している、「本物の楽器の音に近い」という点で弦楽器の音がちょっと違和感があった)、この3製品を試聴した感じでは、ヤマハの音が(楽器の原音再現性という点で)一歩リードしている感じがあった。
 最後は、木管や金管の音が伸びやかに聴こえたパイオニア/N-30AEとの一騎打ちになったが、パイオニアがBluetooth非対応ということで、最終的にはヤマハに決めました。あと、ヤマハはネットワーク技術、特に無線LANルーターのメーカーとして業界内でも評価が高く、そのあたり安心して使えそうだという要素もありました。
 しかし、そこまでこだわったBluetooth搭載だったが、購入後にNP-S303では自分が想定していた事が、すべて出来るわけでは無いことが発覚。これについては記事を改めて(笑)。まあ基本的には、Bluetoothは一番最初のペアリングさえうまくいけば、Wifiよりは通信は安定しているので、間違った選択ではなかったとは思っています。

 しばらく、ネットワーク・オーディオの記事が増えると思います。


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音楽鑑賞ライフの『革命』を起こしてくれそうな、ネットワーク・オーディオ・プレイヤー購入 [ネットワークオーディオの愉しみ]

 岡山において、平成最悪の大災害となった『西日本豪雨』からの復旧がなかなか進まない中、自分の趣味を追及するのも気が引けるところもあるのですが、観光地へ来るお客さんも1/4程度に落ち込み、夜の飲食店の売り上げも激減しているとのことで、このままでは地元経済が壊滅してしまいますので、復興の妨げにならない(エアコンや冷蔵庫などの生活家電などは除いた)ものを地元で購入しよう(というこじつけですが)といことて、少しでも経済が回ることを祈りながら買いました。


 それは、ネットワーク・オーディオ・プレーヤー(NAP)です。PCオーディオ自体は10年近く前から取り組んでいたんですが、NAPの導入でパソコンを介さないネットワークオーディオのストレスの無い世界は、想像以上に快適なものでした。これは、CDプレーヤーの登場以来のディープインパクトなテクノロジー革命だと思う。
 ここでPCオーディオとNAPの違いを簡単に整理しておくと、PCオーディオはPCを介してパソコンのハードディスクやNAS(ネットワーク上に置かれたハードディスク)からの音源をDACを介してアンプ・スピーカーへ流して音楽を鑑賞する方法。もちろんYoutubeやSpotify、ナクソス・ミュージック・ライブラリーなどのネット上のストリーミング音源をアンプ・スピーカーで聴くことも出来ます。
 NAPはPCを介さずにこれらの音源の音楽を聴く方法です。音源の指定や選曲動作は、タブレットやスマホを通じて行いますが、音楽データはNASとNAPが直接やり取りするので、音切れやノイズのリスクが格段に少なくなります。アプリを使えば(機種によりますが)Spotifyなどのストリーミング音源を聴くこともできます。もちろん、コンピュータの中のライブラリーの音源もアクセス出来ます。
 イメージ図はこんな感じです(YAMAHA NP-S303の場合)
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 僕がPCオーディオ自体に取り組み始めたのは10年ほど前になります。CDをリッピングするなどしてパソコンで音源を取り込んでDAC(デジタル/アナログ・コンバータ)を経由させて、アンプ・スピーカーに流すタイプで運用してきました。
 しかし、最近はあまりPCオーディオ経由での音楽鑑賞はしていませんでした。なぜならPCオーディオには様々な欠点があったからです。
 
・PCの電源を入れて、OSを立ち上げて再生用ソフトウェアを起動させまでに時間がかかり、しかも面倒
・YoutubeやNMLなどのストリーミング音源は、割と頻繁に再生が途中で途切れたりする
・ノイズが発生することが多い。それもオーディオマニア的可聴域を超えるような微細なノイズではなく、「ブチッ」とか「ブブッ」とか、看過できないノイズが発生する
・PCで音源を再生中に、PC内で他の作業(OSやセキュリティ・ソフトのアップデートなど)が始まると、ノートPCのファンが回り出し、その音が鑑賞の妨げになるとともに、音飛びの回数も増える
 PCオーディオの持つこれらの欠点により鑑賞の興が削がれることが多く、ハイレゾ音源などの驚異的な音質は、やはり「すごい・・・」と思うものの、どっぷりと音楽に心を浸したいときは、安心できるCDやSACDによる鑑賞に落ち着いていました。
 ネット上やパソコン情報誌にはPCオーディオの設定の追い込み方の情報がたくさんありますし、どうやらwindowsではなく、Linax系のOSの方が良いらしい、ということも解ってきましたが、私のようにド文系の人間で、仕事でも嫌々パソコンを覚え、何かトラブったらすぐにお手上げ・・・みたいな人種にとっては、あまりにもハードルが高すぎるんですね。PCオーディオのセッティングは、その作業を楽しんでできる人にしか難しいのではないか?と思います。
 
 話を戻すと、我が家のPCオーディオの様々な問題点を解決するには高スペックCPU・メモリを装備したパソコンを音楽鑑賞専門機に特化するしかないかな?と思っていましたが、先々月ふらっと立ち寄ったオーディオショップで、実売5万円ほどのマランツのオールインワン(アンプ・CDプレーヤー・DAC・ネットワーク機能)のコンポから出るハイレゾ(DSD)音源の鬼のようにクリア解像度と、管楽器奏者の息遣いまで聞こえてくるような音に衝撃を受けました。「ハイレゾ音源って、こんなに凄かったんや・・・」という衝撃。
 PCオーディオでハイレゾ音源の潜在能力を発揮させることは、自分には難しいが、ネットワーク専用機なら?という希望が湧いてきました。
 その衝撃を受けた後、moraで購入したDSD音源(ノラ・ジョーンズの「Come away with me」〔blue note〕)とインバル&都響のマーラー:交響曲第5番〔エクストン〕)をUSBメモリに入れて、USBメモリ対応のNAPやNAP搭載のコンポーネントで視聴を繰り返した。
 結果、どのネットワークオーディオ専用機も、抜群の高音質と音場の広がり、そしてヴォーカルやオーケストラの各楽器が、まるで目の前や真横で演奏しているような息づかいに感動。
 
 よくよく考えると、パソコンをもう一台購入するぐらいなら、ネットワーク機能付DAC=ネットワークプレイヤーを購入したほうがいいかもしれない・・・。そう思って、雑誌やネットで情報を集め、電気店やオーディオショップなどで視聴した結果、YAMAHA NP-S303 に行き着きました。購入までの機種選びの紆余曲折については、また別エントリーに起こす予定です。
 
  まだ購入して1ケ月も経っていませんが、このネットワークプレイヤーというのは音楽鑑賞ライフを劇的に変えてくれました!
 
◇PCオーディオの際にストレスだったノイズや音切れからまったく解放された!この半月の間、ストリーミングにしろ、NAS(ネットワーク接続ストレージ)からの流し込みにしろ、ノイズは皆無で音が飛んだり切れたりしたことも1回もありません。
 
◇スマホやタブレットからすべて操作が可能、ヤマハの操作アプリ『MUSIC CAST』は、なかなかに使い勝手がよく。アプリはバックグラウンドでも再生できるため、タブレットで本を読みながらでも、オーディオを手元ですべて操作できる。
 
◇NASからの流し込みの音源がとにかく素晴らしい音で鳴ってくれる!アプリでプレイリストを作っておけば、CDのようにディスクの出し入れ無しに、次々と音楽が聴ける。
 
◇PCオーディオ時代にも、CDプレイヤーよりもリッピングした音源のほうが音が良いことがある経験はしていたが、ノイズや音飛びから解放されたことで、心置きなく微細な音まで聴けるようになった。 
◇DSD音源はSACDプレーヤーからの再生と全く遜色が無い。3万6千円のネットワークオーディオプレーヤーと15万円のSACDプレーヤーの音が同レベルというのはすごいことだと思う。そして、SACDプレーヤー(マランツ)とは違うメーカーにしたことで、違うテイストを楽しめる。
 
◇インターネットラジオが想像以上に楽しい。ハイレゾ配信しているインターネットラジオは星の数ほど存在し、特色のある選曲で自分の知らない世界に連れて行ってくれる。
 
◇設定がとにかく簡単
 ①初期設定は、ものすごく簡単。アナログ(もしくはデジタル)ケーブルでアンプにつないで、スマホやタブレットにYAMAHAのNAPの操作アプリ『MUSIC CAST』をインストール。本体のCONNECTボタンを長押しすれば、スマホ・タブレット同士、あるいはNASやPC,はたまたほかのブルートゥース対応機器(ヘッドホンやウォークマン・iPOD)までぜんぶ繋いでくれる。
 
 ②PCオーディオはネットワークやPCに関する知識がある程度必要だったが、ネットワークプレイヤーは、最近の多機能テレビやハードディスクレコーダーよりも設定が簡単かもしれない。
 
 このNAPの革命的な便利さは、なかなか書ききれないんですが、まさに「音楽を聴く」行為を革命的に便利に、より高音質にする画期的なハードウェアだと思います。ネットワークオーディオの世界はソフト面も含めるとまだまだ色々なことが出来る可能性があり、そのプロセスを記録する意味でも、今後も記事に起こしていきますね。
 

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