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岡山県立美術館開館30周年記念展『県美コネクション』 [展覧会・ミュージアム]

岡山県立美術館開館30周年記念展『県美コネクション』Ⅰ期のみ
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 岡山県立美術館は昭和63(1988)年、瀬戸大橋、岡山空港とともに岡山県の大型プロジェクトの一つとして開館しました。アクセスのよい市街地に位置し、本県のみならず中・四国そして世界の人や物が行き交う文化の拠点として、さまざまな事業に取り組んでいます。県立であることの意味を鑑み、常に“岡山ゆかり”を念頭に活動してきました。このたび開館30年の節目を迎えるにあたり【ゆかり=つながり=コネクト】をキーワードに、全館を使用してこれまで培ってきた「ひと・もの・こと」を収蔵作品とともにさまざまな関連事業を行うことでご紹介します。“岡山ゆかり”であることがいかに豊かな文化を内包するものであるか、改めてお気づきいただけることでしょう。
当館の収蔵作品(寄託作品を含む)は、大きく“岡山ゆかり”であることを前提としています。古書画、日本画、洋画、版画、写真、工芸、彫刻、現代美術など多岐にわたる作品は約4500点に及び、「岡山の美術」展と題し、年10回程度の展示替えを行いながら順次公開しています。このたびの記念展では、収蔵作品をいくつかのテーマに分け、“岡山ゆかり”から広がる「ひと・もの・こと」を全館を使って展示します。【1期】は春、家族や地域とのつながりを中心に、【2 期】は夏、作家や作品がここにあることからさらに広がっていく豊かな美術の世界を他館の作品も交えながらご紹介します。
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 岡山県立美術館では、特別展展示のある時期でも常設展『岡山の美術展』として、岡山ゆかりの作品の常設展示につとめていて、おそらく3年ぐらい通い詰めれば「県美コレ’ク’ション」の全貌を見ることはできるのだろうけれど、今回、主要作品を一堂に見ることが出来るのは本当にありがたい。
 
 そう書いておいて、なんなんですが第Ⅰ期に足を運んだものの、第Ⅱ期には結局行くことが出来ませんでした(汗)
 
 墨画の雪舟、浦上玉堂・春琴親子、名工たちによる備前焼の逸品に河井寛次郎に棟方志功と、そこに国吉康雄や原田直次郎の西洋画の鮮やかな色彩、これらが同じ特別展に並んでいて、「これは見せ方に、相当なご苦労があったのだろうな」と推察します。
 
 印象に残ったのは、まずは原田直次郎の「風景」(1886年)、一昨年のNHK「日曜美術館」の特別企画『ゆく美くる美』でも取り上げられられた作品。何度見ても、その鮮やかな色彩に心を奪われます。西洋画では鹿子木孟郎の「杖を持つ男」も強く印象に残りました。
 墨画では、浦上玉堂の一度見たら忘れられないごつごつした山水図もひと際オーラを放っていた。春琴・秋琴ら親子で一堂に作品が見られるように展示の工夫がありました。
 惜しむらくはⅡ期に登場した小野竹喬の作品群を、今回は見逃したこと。竹喬作品がまとまって出るときには足を運びたいと思う。
 
 余談ですが、墨画や工芸品はガラスの展示ケース越しに見ることが多いのですが、もう少し明るい照明でもっと間近に見ることができないのか?という疑問は素人の我儘でしょうか?
 昨年の京博の平成知新館で見た「国宝展」では、等伯や応挙、光琳の作品がガラスの展示ケース越しだったけれど、もっと奥行きが短く間近に見えたうえ照明も明るく、作品が持つ力がストレートに伝わってきたのを思い出します。開館30周年記念展でいくらかメンテナンスの手が入ったとは思いますが、展示室のリニュアルも必要な気がしますね。

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