So-net無料ブログ作成
  • ブログをはじめる
  • ログイン

リッピング+ネットワーク・オーディオで未聴CD制覇をめざす [ネットワークオーディオの愉しみ]

 今から10年ほど前のこと、「ミチョラー」という言葉が流行した。ミチョラーとは、昔なら1枚3,000円以上かかった偉大なるマエストロやヴィルトゥオーゾたちの演奏が、1,000円未満、場合によっては200円程度で手に入ってしまうようになり、特に「バロック・マスター・ワークス」や「バッハ大全集」など何十枚ものCDが入った激安廉価BOXについつい手が出てしまい、鑑賞枚数が購入枚数に追いつくことが無いクラシック・オタクたちが自嘲を込めてこう呼んだ。

 そして、どんどん蓄積され山のようになった激安廉価CDのBOXたちを、世界最高峰のチョモランマ山にちなんで『ミチョランマ』と呼び、多くのクラシック・オタクらが、未踏峰ならぬ未聴峰「ミチョランマ」に挑んだものの、返り討ちに遭った者が大多数で、僕もその「ミチョランマ」登頂を果たせぬまま10年が経過したクラシック・オタクの一人である。
DSC_0881.JPG
 しかし、僕は「ミチョランマ」制覇のためのウルトラC(死語)を編み出した。それは、ただひたすら未聴CDをNAS(ネットワーク接続ストレージ)にリッピングし、気の趣ままにNAP(ネットワーク・オーディオ・プレイヤー)をスマホで操作して聴いていく、という方法。

 CDをリッピング作業は真面目にやると結構しんどくて手間もかかる。(高額な自動リッピング機器ならともかく)いちいちCDドライブのCDを入れ替えなければならず、アーティスト名や作曲者のタグなど細かいところに凝って、根を詰めるとしんどい。だから、僕は『超』横着リッピングに徹することにした。
 本を読んだりTVを見ながら、ソファの脇に台を設けて、外部マルチドライブを接続したノートパソコンを置く(外部ドライブを使っているのは、ノートパソコン付属のドライブよりリッピング時の音質が良いからだ)、CDを入れてリッピングソフトが自動で取得してきた楽曲データをそのまま使用して、保存先のNASには、例えば「バロック・マスター・ワークス」などCDのBOXシリーズ名のフォルダを作る。直前にリッピングしたフォルダに自動で入るタイプのソフトを使っているので、後はCDを入れ替えるだけ。TVや読書に熱中して、ついつい入れ替えるのを忘れることもあるが、小一時間で10枚ほどリッピングは出来る。

 再生に使っているアプリ、ヤマハの「MUSIC CAST」はフォルダを丸ごとプレイリストに指定できるので、リッピングした先から音楽を流しっぱなしに出来る。作業用のBGMとしてかけて、「この曲、いいなあ」とか「このソリスト、素晴らしい」と思えば、即座に別のプレイリストに登録でき、また、楽曲をスマホに入れて持ち出したくなったときは、NASからダウンロードもすぐ出来る(NASのフォルダを「共有」に設定すると、Xperiaの場合はウォークマンアプリでダウンロードできる)
 CDを聞くよりもNAP(ネットワーク・オーディオ)でNASに保存したリッピング音源を聞く方がはるかにに楽だしCDで聞くよりも音がよくなるものもある(これについては別の回で触れます)、リッピングしていくと、リッピングした音源のジャケットがずらりとスマホやタブレットの画面に表示されるので、さながら自宅のCD棚が画面にバーチャル化したような快感が味わえ、「仕事した」感があるんです。

 ネットワーク・オーディオ・プレイヤー導入後は、CDをトレイに入れるという場面がどんどん減っていくでしょうね。SACDでしかハイレゾ音源を持っていないものは、やはりSACDプレーヤーの出番ですが、通常のCDの音源を聞くときは、ほとんどリッピングしたNAS上の音源を聴くようになりつつあります。

 じゃあ、CDとは完全におさらば出来るかというと、僕がまだまだ古い人間だからか、気に入っているCDは所有しておきたいという欲求をスパッと振り切ることが出来ない。
 リッピングのファイル形式は、「WAVE」とロスレス可逆圧縮音源の最終決定版と言われる「FLAC」を使っている。全て「WAVE」ファイルで保存すればCDの完全コピーが出来るが、容量をべらぼうに食ううえに「WAVE」には、タグが付けられない欠点もある。あと、テクノロジーの進歩で「FLAC」以上の高圧縮・高音質技術が登場するかも知れないので、元のCDは持っておきたい。
 だいいち、リッピングしたCDを売ってしまうと、自分の所有していない音源の複製コピーを持っていることになり、権利上はかなりグレーゾーンになる行為なのでは?という心配もある。

 というわけで、まだまだCD棚からCDが消えることは無さそうだが、リッピングを愉しみながら、ミチョランマ制覇に向け、これまで日の目を皆かった素晴らしい音源たちを次々に味わっていこうと思う。

nice!(3)  コメント(2) 

nice! 3

コメント 2

伊閣蝶

CDのリッピングは本当に大変な作業です。
私はカーステレオとiPodのために頑張りましたが、とても全レーベルなどというわけにはいかず、道程の遠さに目眩がします。
ミニチョモルンマの制覇、応援します。
by 伊閣蝶 (2018-09-10 22:32) 

ヒロノミン

>伊閣蝶さん
 僕も、10年ほど前にiPodのためにリッピングファイルしたAACファイルが沢山あり、そのファイルもNAPで聴いています。とりあえず、その追加音源として死蔵状態のCDを優先的にリッピングしています。
 手段が目的化すると疲れますので(笑)気の乗る時にぼちぼち作業していこうと思っています。
by ヒロノミン (2018-09-12 22:27) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。