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SACDは短命なメディアになるのか? [ネットワークオーディオの愉しみ]

 ハイレゾ音源を購入して聴くようになると、SACDを滅多に購入することは無くなった。そうはいってもまだまだSACDのラインナップに比べると、ハイレゾ音源のラインナップは貧弱で、SACDでないと購入できない演奏は多いのだけれど、それでも今はSACDの購入をなるべくやめている。
 やはり、SACDは未来が無い、と思うからだ。
sacdlogo.JPG jas-hires-logo_clip_image004.png

 SACDの音楽メディアとしての優秀性には異論の余地は無い。SACDの音盤を最初に購入して聴いた瞬間の感動は今でも忘れられない。まるでホールにいるような臨場感、オーケストラの弦の音はCDだとやや金属的な音がするのに、SACDのシルキーでマイルドな音、自分の目の前で歌っているかのようなヴォーカルの声。その音楽世界の素晴らしさに心が震えるような感動があった。僕の棚にも現在200枚ぐらいのSACDがある。
 しかし、SACDには決定的な弱点がある。それはコピー制限があるため高音質音源が取り出せないこと(ハイブリッドなら普通のCDレベルの音は取り出せるが・・・)。moraやe-onkyoでDSD音源を購入すると、1回の購入につき10回までダウンロードできるので、NASだけで無く、スマホやタブレットの本体、あるいはUSBメモリーに保存して車で聞いたり外出先で聞いたりすることも可能。それに比べて、常に専用プレーヤーを必要とするSACDのなんと不自由なことだろうか。
 音質面ではNASに保存したDSD音源と、SACDの音がほぼ同格、いい勝負をするんです。ノラ・ジョーンズの「Come away with me」はSACDとDSD音源の両方持っているが、SACDを定価ベース16万円のSACDプレーヤー(Marantz SA-15S1)で聞く音と、1.5万円のNASに保存したDSD音源を4万円のNAP(YAMAHA NP-S303)で聞く音がほとんど同格というのは衝撃的・・・。もちろんマランツと、YAMAHAでは、味付けには違いがありますが、音そのものの良さではそれほど大差ない。
 こうなってくると、音源をSACDで持つ意味はあるのか?という話になる。
 おそらくSACDの時代が終焉するのは、そう遠くない気がする。SACDの登場からまだ20年経っていない。ラインナップが充実して一般的に普及してからだと12年ぐらい?そんな短期間で役割を終えてしまう。そうなれば、この200枚のSACDはどうしましょうかねぇ(笑)今のプレーヤーが生きているうちは大丈夫だとは思うが、CDプレーヤーというのは駆動部や読み取り部に寿命があり、あと10年持てばいい方だろう。
 せめて、同じ音源をmoraやe-onkyoなどでダウンロードできるような救済措置をとってくれないかな?と思いますね。

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伊閣蝶

私は、例えばフルトヴェングラーとかシューリヒトなどの古い録音がSACDで蘇ることにちょっと感動していたりします。
もちろん全てとはいいませんが、それらが録音されていた場所のホールの残響や佇まいまで聞こえてくるような気がしますので。
アナログの録音は、もちろん全ての音を拾うことは無理なのでしょうけれども、僅かな音の震動でも何らかの形で残されていたりします。
デジタルの場合、録音側が信号として感知しない音は「ゼロ」で、なかったものとなってしまいます。
さらに、誤解を恐れずにいえば、音源に様々なエフェクトをかけて臨場感を出すことができるようになると、演奏者などが優れているスタジオに集まって何度もテイクを重ねていい響きの演奏を目指すなどということもなくなってくるかもしれません。
そうなると、そうしたスタジオは廃れ、プロの録音技師も仕事を失い、アナログの良さは忘れ去られるようになるのかと、何とも寂しい気持にされてしまいます。
技術の進展は好もしい部分もありますが、難しいものですね。
by 伊閣蝶 (2018-09-29 22:18) 

ヒロノミン

>伊閣蝶さん
 自分が聞きに行ったコンサートがライブ録音でリリースされたものを聴くと、おおむね当日聴いた演奏ではあるけれど、ライヴゆえの演奏の傷が見事に修正されているときがあります。撮り直しをしたのかどうかは解らないのですが、傷があった箇所をコンマ秒単位を、ゲネプロでの音源から拾ってきて修正するなんていうことも造作もないことのようで、仰るとおり録音技術者さんは、すでに仕事を失っているかもしれません。
 ハイレゾの音楽配信の良さは、マスターテープの音質が良ければ、フルトヴェングラーやシューリヒトの名演が生き生きとよみがえる可能性がある、しかも廃盤がないことだと思います。もしかすると、以前の「疑似ステレオ」とは比べ物にならないようなステレオ音源を「再構成」することも可能かもしれません。
by ヒロノミン (2018-10-06 16:04) 

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