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ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル 岡山公演 指揮:高原守 Cl:橋本杏奈 [コンサート感想]

ニューヨーク・シンフォニック・アンサンブル 岡山公演
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調「軍隊」
ハイドン/交響曲第8番ト長調「夕べ、あらし」
 ~ 休 憩 ~
バッハ/管弦楽組曲第3番より アリア
モーツァルト/クラリネット協奏曲イ長調
指揮:高原 守
ヴァイオリン独奏&コンサートマスター:ギオルギー・ヴァルトチェフ
クラリネット独奏:橋本 杏奈
2018年7月20日 岡山シンフォニーホール
 
 会場は6割程度の入り。招待客が多いようで、ロビーで挨拶や会話をする人が多く見られたが、「家の方は大丈夫だった?」「〇〇さんのところは浸かったみたい」というような、安否確認の会話が多かったように感じた。
 開演に先立って、指揮者の高原さん(岡山出身)と楽団員たちの思いのこもった、 西日本豪雨の犠牲者追悼のための、バーバー/弦楽のためのアダージョが演奏された。
 
 このコンサートは、まずは橋本杏奈さんの見事なクラリネットに触れないわけにはいかない。まだ高校生といっても通用しそうな(失礼!)童顔の御姿からは想像できない、大人の演奏を聴かせてもらった。ホールをビリビリと震わせる低音から、天衣無縫の高音へと駆け抜けるグリッサンドの場面では鳥肌が立ちっぱなしだった。 
 
 オーケストラの方は、基本編成が!stVn6→2ndVn3(本来は4人)→Va3→Vc3、上手奥にコントラバス1本の弦5部に、1本~2本の管楽器が入る。
 ニューヨークの少人数のアンサンブルといえば、オルフェウス室内管が挙げられるが、オルフェウス室内のような鋭く切れ込んでいくような場面は全くといっていいほど無くて、いい意味でも(悪い意味でも?)、おおらかで1930年代の青春のアメリカン・サウンドをパッケージして運んできたような音楽を聴かせてくれた。アンサンブル自体は詰めが甘くて、アインザッツが揃わない場面もしばしばみられるものの、それを補って余りある透明感と懐かしさが同居した、抗いがたい魅力あるサウンドがこのオーケストラの特色なのだろうと思う。
 今回は、ハイドンのシンフォニーが聴けたことが収穫。このホール、いや岡山でハイドンを聴く機会は本当に限られる。いわゆる「朝」「昼」「晩」三部作の最後の曲である第8番。コンチェルトグロッソの形式の楽器同士の対話を大いに楽しんだ。
 最後はアンコール3曲。アンダーソンをはじめとしたアメリカンなピース。こういう曲で客席を楽しませるのは流石にこなれていて、客席も大盛り上がりだった。最近、何かにつけ考え事が多く、オーバーヒート気味だった自分の頭の中が、不思議とスッキリするような演奏だった。No Music , No Life !
 

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