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なぜ西宮の芸文センターはこれほどチケットが売れるのだろう [クラシック雑感]

 今日は休日シフトでした。兵庫芸術文化センター管弦楽団(通称PACオケ)のチケット先行予約発売日ということもあり、10時からチケット取りに参加。

 ここ最近のチケット取りには欠かせないアイテムになった、オートリダイヤル・アプリのお蔭か、10分ほどで繋がりました。無事、意中の公演のD席1000円をゲット。

14.1.17(金)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第66回定期演奏会
指揮/佐渡 裕 曲目:レスピーギ/交響詩「ローマの祭り」,交響詩「ローマの噴水」,リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲,交響詩「ローマの松」 

 ローマ三部作を、お祭り男:佐渡裕の指揮で。そして何より、この日にこういう明るくて派手なプログラムが組めるようになった、ということが、感慨深いものがあります。
 あれから19年目の1.17、現地で復興を体感したい。


14.2.22(土)15:00 兵庫県立芸術文化センター 大ホール
兵庫芸術文化センター管弦楽団 第67回定期演奏会
指揮/井上道義 チェロ/堤 剛 ヴィオラ/ダニール・グリシン 曲目:サティ/パラード,R. シュトラウス/交響詩「ドン・キホーテ」op.35,ビゼー/アルルの女 第1組曲,第2組曲

 21日にはデスピノーサ&大フィルを聴きに行くので、どうせ関西に帰るなら・・・とその翌日公演をゲット。もちろん、指揮者が井上道義氏だから行くんですけどね。

 ここ3,4年はPACの公演は避けていました。若い人のためのアカデミーオーケストラということで、要所をベテランで固めているものの、大フィルやセンチュリーの水準に比べると、どうしても聴き劣りしました。地元に住んでいれば応援したいと思ったでしょうが、岡山からわざわざ交通費をかけて行くほどでもないかな?と。

 しかし、最近、「題名~」などで時々出演しているときに聴く演奏ではけっこういい演奏を聴かせてくれてるんですよね。こういうプログラムなら行ってみようかな?と思った次第。

  予約を取った後も、興味があってネットに繋げて売れ行きをチェックしてみると・・・発売開始後1時間後には9割がた売れてる勢い!
 さっき確認したら1月定期は先行予約分完売のようですね。

 2000人入るホール、3日間、キャパ6000人の興業がどうして毎回そんなに売れるのか?

 自分の身内の行動パターンを例にとって考えてみると、案外答えは簡単。大きな勝因の一つは、間違いなく良好な立地・ロケーションでしょう。駅から屋根のあるデッキで直結。しかもバリアフリー。やっぱりこれはデカいですよ。
 ウチの両親、特に母親は膝関節症を患っており、若い世代なら何とも思わないようなところでも、非常に苦労して歩かないといけません。ザ・シンフォニーホールの場合、福島の駅からあの狭くて微妙な段差が沢山あって、路上駐輪や仕事帰りのサラリーマンらでごった返すような、あの道中をホールまで歩くと思うだけで気が滅入るようです。まして大阪駅での阪急からの乗り換え、あるいはJR神戸線からの環状線への乗り換えでも、駅の中は大変な混雑ですから、それも気が滅入る要因に。

 実際、道中でコケて手をついたときに手を捻挫。それが完治するまでに半年も整骨院にかかった・・・。『大フィルやセンチュリーは聴きたいけど、平日の夜にあの混雑で殺伐とした歩道を歩くのはイヤ。芸文センターは昼間やってくれるしこっちのほうがいい』と本音を漏らします。

 父親の方も、「現役の時は、仕事帰りに行ってたから、むしろ平日の方が行きやすかったけど、今は夕方のラッシュ時間帯に大阪まで出るのは億劫になって来てるな」という感じです。

 こういう話を聴くと、仕事帰りに習慣のように足を運んでいた団塊の世代の大量リタイヤの時期が過ぎ、そして若年層は忙しすぎて、とても7時には間に合わない。こういう情勢ではいかにも、ザ・シンフォニーホールの立地は分が悪いな・・という気がします。

 それから西宮の芸文センターのロケーションの凄さ。
 ザ・シンフォニーホールでコンサートを終えて家路につくとき、阪急にしろJRにしろ、梅田駅であのパンフレットが詰まった透明の袋を持っている人が多いんですよね。特に阪急に多い。神戸線だけでなく、宝塚線や京都線に乗る人も多い印象です。なにしろ福島から阪急梅田まで歩いて帰る人も結構居ますからね。そしてそういった人たちは、阪急でいえば十三~岡本の間で大部分が降りてしまいます(笑)
 余談ですが、三宮で降りて神戸市営地下鉄まで乗り換える人は・・・まあ、だいたい4・5人ぐらいでしょうか(笑)

 ということは、ザ・シンフォニーホールに通っている客層も淀川よりも北から東灘の住宅地、あるいは宝塚・高槻までのいわゆる『阪急平野』と言われる沿線の住宅地の人が、かなりのボリュームで存在するという実感があります。兵庫の芸文センターはそのボリュームエリアのど真ん中にあるわけですよね。そうした阪急沿線の人は京都線や宝塚線沿線の人でも梅田の混雑を抜けることなく、西宮北口ならふらっと気軽に行けるような立地なわけですから、そりゃあ集客が伸びるわけです。

 高齢化社会の中でのコンサート興業の成功のためには、ザ・シンフォニーホールとしては、福島駅からの歩道の整備や大阪駅からの無料シャトルバスの運行などの対策が必要な気がしますね。特にフェスティバルホールへ移転する大フィルは阪急沿線から肥後橋へ、足腰も体力的にも不安のある高齢の聴衆を、どうやって引っ張って来るか?対策が必須という気がします。三宮からだと阪神・JRに乗れば桜橋口で乗り換え行くと、ザ・シンフォニーHよりは意外と便利かもしれませんけどね。


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コメント 6

Angela

こんばんは。
精力的に演奏会へ足を運んでおられますね。
いつも読ませて頂いています。なかなかコメントは入れられませんが。
私は体力的にかなりバテバテで、なかなか参戦出来ていません。
そんなでも、西宮の芸文センターだとチケットを取っておこうか、と思います。なんと言っても便利ですから。
もっとも私はお隣の駅に住んでいますから特別ですが。
確かに芸文センターは土、日の公演だと2時といった早い時間に開演する公演が多いのも行きやすいですね。
それなのにまだ文化センター管弦楽団は聴きに行った事がありません。
今度行かれたらお聴きになった感想をたっぷりお聞かせ下さいませ。



by Angela (2013-10-18 21:21) 

ヒロノミンV

>Angelaさん
 ご自宅が芸文センターのお近くなんですね。非常に羨ましい環境です。かく言う自分も、窓を開ければ岡山シンフォニーホールが見える場所に住んでいますが、プログラムのバリエーション・公演数という点では関西圏のホールには敵わないですね。
 今の自分の仕事が、金曜日が休みになることが多く、かといって金曜日なんて特段することも見つけられず、それならば関西に帰省しようと、チケットを買っています。
 Angelaさんは、現在体調が優れないのですね。どうかご無理をなさいませんように・・・。
by ヒロノミンV (2013-10-19 00:49) 

としゆき

元西宮市民です、5年半ほど住んでました。
阪神間は、転勤族の住民の割合が多く、東西では尼崎~西宮~芦屋~東灘区へ連なる、100万都市圏。間違いなくいいマーケットでしょう。国道ではR43からR2にかけて、南北にはR171も走る一方、電車では南から阪神、JR、阪急と山手に向かい東西に並行して走ってますが、西宮では3つの路線が比較的密集してますからね。
西宮北口は、有川浩さんの「阪急電車」でも出てきた、今津線との「ダイヤモンドクロス」の交差点で、梅田・三宮・宝塚などと並ぶ主要駅の一つですから、アクセスは非常に良好ですし。
佐渡裕さん指揮の「アッピア街道の松」が聴ければ、興奮のるつぼにつつまれるのは間違いなさそうですね。
by としゆき (2013-10-19 11:12) 

ヒロノミンV

>としゆきさん
 私の幼少のころは、阪急今津線沿線の小林に住んでいました。阪急沿線は、街区に余裕があり緑も多く、落ち着いた雰囲気ですね。小林逸翁100年、いや150年先を見据えた街づくりに圧倒されます。
 兵庫芸文センターの隆盛と、ザ・シンフォニーホールの凋落を見ていると、これからの時代は職・芸接近ではなく、住・芸接近になるのではないかと思います。
by ヒロノミンV (2013-10-20 22:34) 

てにかね

5年前の記事ですが、こんにちは。
自分は京阪沿線ですので、中之島駅からせっせと20分ほど歩いてザ・シンフォニーホールまで通っていますが、ただでさえ人通りがまばらな都会のローカル線のこと、あの透明の袋を持っている人なんているのやら。
京橋で環状線に乗り継ぐより安く済みますので、もうちょっと活用されても、と思うルートですね・・・ 改札~出口が長い(笑)
by てにかね (2018-08-25 06:39) 

ヒロノミン

>てにかねさん
 コメントありがとうございます。
 なるほど、中之島から徒歩、ですか。これは盲点のルートでした。出張時の常宿の一つが北浜なので、一度試してみようと思います。
 そう考えると、京阪沿線もザ・シンフォニーホールに加えて、フェスティバルホール、いずみホールと大阪の主要ホールへのアクセスがいいんですね。
by ヒロノミン (2018-08-25 17:59) 

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