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岡山フィルが日本オーケストラ連盟加入を目標に、主要10パートの首席奏者募集 [岡山フィル]

 先日の定期演奏会の感想もまだよう書いていないんですが、今朝の山陽新聞にビッグニュースが掲載されていましたので取り上げたいと思います。

 岡フィルが首席奏者を募集 10パート、メンバー固定へ(山陽新聞)
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ニュースの要旨は
・演奏会ごとに異なったゲストが首席奏者を務めていたが、10パート(第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバス、フルート、オーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルン、トランペット)について、首席奏者を固定化する。
・コンサートマスターはオーディションではなく、楽団で人選し今秋の就任を目指す。
・募集はオーディションで行い、4月~6月までの期間に募集。シェレンベルガー氏らで構成する11人からなる委員会が選考。10月に最終審査を行い、数回の定期演奏会での試用期間(12月第九、1月特演、3月定演か?)を経て、来年夏に正式入団(契約期間:3年程度)。
・今回の方針は日本オーケストラ連盟への加盟を視野に入れた強化策の一環である。


  先日の第52回定期演奏会も、ほぼ満員の盛況、シェレンベルガー氏が首席指揮者に就任してから楽団の実力・集客ともに飛躍的に伸長していましたが、一つの実態として各パートの首席奏者(特に木管・金管)については、東京や大阪のオーケストラの首席奏者を助っ人として呼んでいました。確かに演奏は安定しますが、楽団全体の合奏能力が伸長するにつれて、毎回出ている各パートの奏者陣の上に、客演の首席ばかりが座るという体制の矛盾点がいっそう浮き彫りになっていたと思います。東京のオーケストラからの客演奏者となれば、ギャラや旅費・宿泊費もかなりの額に上るでしょうから、年4回の定期演奏会をすべて客演で賄うなら、自前で契約するメリットの方が大きい、そんな経営判断もあったかもしれません。

 それにしても思い切ったものです、一気に10人もの首席奏者の招聘となると、国内のオーケストラ史上を見ても80年代後半の大阪センチュリー交響楽団やオーケストラアンサンブル金沢などの行政主導の新興オーケストラの誕生、あるいは2005年の兵庫県立芸術文化センター管弦楽団、これらのオーケストラの設立に次ぐ大事業になります。

 オーケストラ奏者の就職を巡る環境は、世界的に厳しいという現状があります。国内では大阪のオーケストラの経営危機が話題になりましたし、アメリカではオーケストラの倒産・再生、ドイツなどのヨーロッパではオーケストラの合併なども行われています。しかし、逆に言えば優秀な奏者を集めて来る千載一遇のチャンス。3年契約でどの程度の待遇なのかはわかりませんが、シェレンベルガーの知名度と人脈を生かして、世界中からいい奏者が集まってきていただきたいですね。

 海外の腕に覚えのあるプロの奏者が続々と入団するとなると、市民からの注目度も一層上がるでしょう。他の楽団員の刺激にもなる筈です。
 目標とする日本オーケストラ連盟への加入のメリットについては、以前のエントリーで書きましたので、今回は割愛します。

 早くも今年の10月には、新コンサートマスターの就任披露となりそうですね。いまからわくわくして待ちたいと思います。


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