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シェレンベルガー・セレクション ベスト・オブ・カルテット Jホール・レインボーコンサート [コンサート感想]

Jホール・レインボーコンサート
シェレンベルガー・セレクション ベスト・オブ・カルテット

モーツァルト/オーボエ四重奏曲ヘ長調
ブリテン/幻想曲
 ~ 休 憩 ~
ハイドン/弦楽四重奏曲「十字架上のキリストの最後の七つの言葉」(オーボエ四重奏版)

オーボエ:ハンスイェルク・シェレンベルガー
ヴァイオリン:松山 冴花
ヴィオラ:クリスティアン・オイラー
チェロ:ウェンシン・ヤン

2017年1月18日 岡山大学 Junko Fukutake Hall
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 日曜日の岡フィル定期演奏会も含めて、これほど豊かなクラシック音楽ライフを、この岡山の地で送れるようになるとは、10年前には思いもしなかった。

 それほどこの4名の四重奏は凄かったです。シェレンベルガーさんと岡山の聴衆の間に流れる親密な空気、そして、その雰囲気を感じ取った世界有数のソリストたちが、聴衆の期待に応えようと、渾身の演奏を見せる。まさに夢の共演です。

 それにしても、シェレンベルガーという偉大な音楽家が、世界中あまたある都市の中から、よりによって僕の住んでいる岡山を、日本での拠点に選んでくれた。そのことで僕の生活はどれほど豊かになっただろう?決して順風満帆とは言えなかった、岡山フィル・岡山という都市の音楽文化に、シェレンベルガー氏の世界のクラシック音楽界のまさに枢軸を担っていた経験やメソッドを惜しげもなく岡山へ投入して下さっている。そして、氏もその作業を楽しんでやっているように思える。今日のコンサートで、岡山の聴衆が驚き、感動し表情がどんどんほころんでいく、氏はその様子を見渡して満足そうな表情を浮かべて下さる。  

(以下、後日更新分 )

 なかなか更新できませんでしたが、3週間以上経ってようやく更新できます。
 今後も、こんな感じでコンサート後、すぐに更新することは少なくなりそうです。いつかは必ず…更新しますので、気長に見に来ていただけると幸いです。
 会場の岡山大学病院の中に立つJホールは、お客さんでメインホールはほぼ満席、2か所のサブスペースにも半分近く人が入っていました。平日の昼間なのによく入ったなあ・・・と思います(自分も人の事言えませんけど、いちおう正月明けほとんど休みなしの代休です)。
 クリスティアン・オイラーさん以外の、シェレンベルガー、松山冴花、ウェン・シンヤンの3名は、カメラータ・トウキョウから出ている、このCDを録音したメンバー。

モーツァルト:オーボエ四重奏曲&ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉

モーツァルト:オーボエ四重奏曲&ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: ㈱カメラータ・トウキョウ
  • 発売日: 2014/06/25
  • メディア: CD


 この日のプログラムも、このCDと全く同じものです。僕は事前にNMLで聴き込んでこの日に臨んだのですが、そこは一筋縄ではいかないシェレンベルガーさん。特に、ブリテンは録音よりも「間」を長めにとって、持続する緊張感の中で飛び交うモチーフの妙味を楽しませてくださいました。
 モーツァルトとハイドンも、セッション録音でなない、ライヴならではの突っ込んだ表現が聴けました。

 モーツァルトのオーボエ四重奏曲は天衣無縫の美しさ、第1楽章なんて音が消えた後も、芳醇な残り香か漂っているようで、本当に惚れ惚れする。これほどのメンバーが集まれば、相当にレベルの高い音楽が聴けるとは、当然と言えば当然なんですが、あまりにも美しい表現と多彩に広がる音の薫りに、もう目がくらくらするほどの感動がこみ上げてきました。
 ブリテンは研ぎ澄まされたやりとりの中にも、フレーズ一つ一つを楷書体で描き上げる、極めて誠実な演奏。それでいて、4名とも予定調和な演奏は皆無。相手がどのように出て来るか?を楽しんでいるようにも見えます。録音では絶対に感じ切れない鋭さと楽しさがあった。
 ハイドンは、圧巻の一言!特にシェレンベルガーの気合の入り方はハンパではなく、この曲を本当に愛しているのだと感じた。第2、第3のソナタではシェレンベルガーのオーボエが、まるでキリストが我々に語り掛けているような、人の声のような音が印象に残った。また、第3のソナタでは弦の3人が極力ヴィヴラートを抑えた表現で、ルネサンス音楽のような響きだった。
 Jホールはガラス張りの建物で、独特のリラックスした雰囲気があるのは利点だが、車や人が歩いているのが見えるので、聴衆がそちらに気を取られるなど、やや空気が散漫になる傾向があるのですが、このハイドンの演奏では、皆が4人の演奏に集中して聴いていて、閉ざされたコンサートホールでもこれほど客席がかたずを飲んで見守ることは少ないのではないか?と思うほどでした。
 会場は大変な盛り上がりで、恐らく予定していなかったアンコールは、メイン曲の「十字架上のキリストの最後の7つの言葉」から第4のソナタ。唯一、シェレンベルガーが、少し首を傾げて納得がいっていない様子だった曲。これをアンコールに持ってきて再演をするあたりは、完璧主義者の顔をのぞかせたように感じた。 

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岡山フィル第51回定期演奏会 指揮:シェレンベルガー Vc:ウェンシン・ヤン Vn:松山冴花 [コンサート感想]

岡山フィルハーモニック管弦楽団 第51回定期演奏会
ニューイヤーコンサート

チャイコフスキー/幻想序曲「ロメオとジュリエット」
   〃    /ロココ風の主題による変奏曲イ長調
 ~ 休 憩 ~
ヨハン・シュトラウス/喜歌劇「こうもり」序曲
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリツィオーソ
リヒャルト・シュトラウス/歌劇「ばらの騎士」組曲

指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
チェロ独奏:ウェンシン・ヤン
ヴァイオリン独奏:松山冴花
ゲストコンサートマスター:戸澤哲夫
2017年1月15日 岡山シンフォニーホール
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 本当に夢のような2時間15分でした。特に後半の「こうもり」序曲が始まった最初の数小説。オーストリアかドイツのオーケストラか、というような分厚いながらも味わい深い音が聴こえて来てビックリしました。それは「ばらの騎士」組曲で、目くるめく美音の洪水!「すごいすごい」「岡山フィルからこんな音が出て来るとは!」という驚きから、独墺圏のオーケストラが発する「弦の鳴き」が聴こえて来て、これは岡山フィル史上、エポックメイキングな音楽を聴いている、との実感で感極まってしまいました。ただ純粋に「音」で感極まったのは、2年前に聴いたオッコ・カム&京響のニールセン4番以来の出来事です。

 2曲の協奏曲も良かった!(っていうか、事務局さん、お金は大丈夫だったのかしら)。超一級のソリストが2人も登場するなんて本当に豪華にもほどがあります。
 特に松山さん、僕は松山さんの地元の兵庫芸術文化センターが開館した頃に初めて聴いて以来、4回目なのですが、本当に素晴らしいヴァイオリニストです。同世代には庄司紗耶香や神尾真由子らなど、ビッグネームが沢山居ますが、僕は松山さんのヴァイオリンの独特の音は、そんな黄金世代の中にあっても自ら燦然と光を放つ「恒星」のような存在です。

 一方で、岡山フィルの演奏が急速にレベルアップしていく中で、少し課題のようなものも感じられた演奏会でもありました。

 なんと、コンサートの5日後には、早くも動画がアップされています。これは凄い事ですよ。日本国内のオーケストラで、コンサートの様子をほぼ毎回フォローアップできるのは、N響・読売日響・BSの番組を持っている関西フィルぐらいのものでしょう。

 動画がアップされたことで、演奏の様子を伝えるという役目は失われたので、ゆっくり自分の反芻のためだけにブログを更新できました。

 西日本でも広島・京都などは積雪の被害に遭ったところが多かった日曜日。しかしさすがは「晴れの国 岡山」、上の写真の通り天気は晴れでした。ただし気温は日中も3℃の極寒。
 そんな中でもよく入った方だと思います、客席は80%ぐらいの入り。そして、今日の演奏を聴いた人は、「次回も聴きたい!」と思ったに違いなく、シェレンベルガーが首席指揮者就任以来の「正のスパイラル」の上昇気流はまだまだ続きます。

 この日の編成は変則12型の通常配置(チェロがアウト)3管編成。1Vn:12→2Vn:12→Va:8→Vc:6で、上手後方にCb:6という、低音補強型でした。
 まず、チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」。クラシックを聴き始めたころは、カセットテープが擦り切れるほど(齢がバレる…)聴いた懐かしい曲。

 シェレンベルガーが振る岡山フィルの音、やっぱり凄いです。もう慣れてもいいはずなんですが(笑)、弦の厚みのある音はもはや「岡フィル・サウンド」の名刺と言ったところでしょうか。しかし、何度聞いても驚くということは、岡フィルの弦はどんどんレヴェル・アップしていっている、ということだろうと思います。

 曲の冒頭のモチーフは、この曲の「運命の動機」といえる旋律。シェレンベルガーが聴衆に「この旋律を覚えておいてくださいね」と言わんばかりに緊張感を持って非常に丁寧に描いていくのが印象的。この旋律は曲の後半、トランペットで強烈な存在感で再現される。これ以外にも、この曲のカギを握る3つのモチーフの錯綜を対位法の幾何学的な美しさをきっちりと演奏して浮かび上がらせつつ、巧みに描き分ける手腕は流石にシェレンベルガー&岡フィルのコンビ。
 一方で、岡山フィルのレベルアップが著しいゆえの課題も…

  ロメオとジュリエットの逢引を思わせる、美(微)弱音の蜃気楼のように美しいメロディーを奏でるヴァイオリン群。一部の奏者の音が不安定で、統一した質感が保てない。音の質感に雑味が混ざるのがわかる。前方プルトやベテランの奏者を中心に、大部分の奏者がシェレンベルガーの求める極限の美を表現しているのですが、やはり何人かその質感の音を出すことが出来ておらず、それが全体の音楽に「雑味」を生じさせて、効果を半減させている。
 一方で、若手の奏者の方々の中にも、本当にハイレベルな奏者の方もいるのですが…今後もシェレンベルガーの要求のレベルはどんどん上がるでしょう。ついて行ける奏者は一緒にレベルアップしていけるが、ついていけない奏者はどうなるのか…やや心配なところです。

  次いて「ロココ風の主題による変奏曲」。穏やかで上品な雰囲気のこの曲ですが実は(たぶん)曲者で、かなりのハイレベルな技巧が要求される。
 ソリストのウェン=シン・ヤンさん、僕は勝手に若手のチェリストだと思っていたのですが、登場した姿を拝見すると、若手というよりも渋さを感じさせるダンディな雰囲気の方でした。プログラムを見ると、1965年生まれといいますから、51歳ということになります。演奏を聴いて、こんな凄いチェリストを今まで知らなかったことを恥ずかしく思いました。

 必要以上に情感を込めることはせず、むしろシャープな音楽づくり、それでいて音はフレッシュで瑞々しい。この曲は、超絶技巧のオンパレードですが、それを淡々と弾く姿は本当に恰好がいい。岡山フィルの伴奏も、かなり難しそうなこの曲を、よくソリストに付けていたと思います。一方で、ヤンさんが仕掛けて行くような様子があっても、それに応える余裕までは、無いのかな。これも今後の課題でしょうね。
 ソリストアンコールは、バッハの無伴奏チェロ組曲第1番からプレリュード。

 オーケストラのアンサンブルの面でこの日一番の出来だったのは、「こうもり」序曲。ニューイヤーコンサートで毎回のように取り上げられている曲で、奏者も自信をもって演奏できる曲だろうと思う。そこにシェレンベルガーの本場仕込によく対応して、軽快さと重厚さを両立したバランスのいい音楽に仕上がった。岡フィルではかつて聴いたことがないような、「本場感」「本物の聴き応え」のある演奏でした。これだけの演奏ができるのなら、ウィンナー・ワルツ・オーケストラや、ヨハン・シュトラウス管弦楽団といった専門職(?)のオケでなくても岡フィルで十分だ。

 サン=サーンスのロン・カプも慣れたもの。シェレンベルガーは先ほどの「こうもり」とは違う、スペイン趣味のフランス音楽、サン=サーンスの音楽の味わいを見事に表現して聴かせてくれた。松山さんも「ロン・カプの演奏はかくや!」と思わせるに十分な演奏。彼女のキュイーンと伸びのある音は独特、技巧で聴かせるのももちろんの事、ヴァイオリンの音の抜けの良さといつまでも聴いていたくなる美しさは特筆もの。妖艶で情熱的で、何よりも気品にあふれたロン・カプ。あっという間だった。

 ソリストアンコールは、バッハの無伴奏ヴァイオリンソナタ第3番からラルゴ。前半のヤンさんがバッハのアンコールだったから、というわけでもないでしょうが、ロン・カプとは全く違った音の引き出しを披露してくれた。

 この日のプログラムは「愛の物語」というテーマでいえば、ロメ・ジュリは純愛、「こうもり」と「ばらの騎士」は不倫や純愛、親からの強制的な婚約など、色んな男女の形が登場する。そういう意味では最後の「ばらの騎士」組曲に向かって、4つのプログラムが収斂していく格好になっている。
 時代背景でいうと、ロマン派時代から中世(シェークスピア)やロココ時代へのオマージュ。後半はウィーンと西ヨーロッパの華やかなロマン派の王道を行く楽曲。最後の「ばらの騎士」組曲でロマン派の最後の落日へと収斂する。

 「ばらの騎士」組曲の演奏。細かい感想を書くときりがないのですが、まず、前半でソリストとして登場したウィン・シンヤンさんがチェロパートに入って弾いている!バイエルン放送交響楽団の元首席奏者が、なんと我らが岡山フィルに混ざって弾いているんです。動画でご確認あれ。
https://youtu.be/Ossh8YZVS6I?t=1h19m14s
 チェロとヴィオラの間に1プルト1人の不自然な奏者が、これがヤンさんです。必死でソリストのオーラを消しているようにも見えます。
 
 そのあとのアンコールでは、なんと後半のプログラムで演奏したばかりのドレスから黒の衣装に着替えた松山さんも参加。
https://youtu.be/Ossh8YZVS6I?t=1h41m36s
 椅子が出てきたあと、シェレンベルガーについてさりげなく登場しています。

 素晴らしい演奏のコンサートの後に、こういうサプライズがあると、ずっと印象に残りますね。「あの、ソリストのヤンさんと松山さんが奏者として登場した定期演奏会」という感じで。本当に嬉しいサプライズでした。

 さて、ばらの騎士組曲です。オーケストラのドラマティックで、起伏のある、かつ澱みのない演奏に、頭がぼーっとしながら、音楽に身を任せていました。シェレンベルガーさんが「音楽は心を開いて感じるもの、日本人には人々はそれができる集中力と謙虚さがある」ということをおっしゃっていた。この日の僕は、まさに心を開いて楽しんでいた。

 たそがれ時に色彩を千変万化させる、夕映えの空のように、ある時代が終わっていく(同時代にのストラヴィンスキーの「春の祭典」のような衝撃的で痙攣的な楽曲が背中をせっついてくる)、だからこそ切ないほどに美しいんです。これだけの巨大編成で難易度の高い曲を演奏するためには、10型2管編成の岡山フィルには、強力なエキストラ陣の助けがないと厳しいのは確か。この日も都響現役&OB主席ホルンの笠松さん・久永さん、N響クラリネットの磯部さんをはじめ、トランペット以外のほぼすべてのパートの首席に助っ人奏者が座った、音楽の骨格は岡山フィルの音だった、と言いたいところだが、この曲を恐らく初めてプログラムに取り上げた岡山フィルメンバーの色は薄く、今回に関しては助っ人奏者のハイレベルな演奏に引っ張ってもらった、というのが本当の所だろう。しかし、助っ人・プロパー、すべての奏者の充実した顔を見ると、今回はこれでいいのだ、とも思う。

 シェレンベルガー首席指揮者体制は5年目に突入。氏の音楽づくりは「こういう音を奏でよう」というイメージが明確で、そのイメージは演奏者に対してだけでなく、聴いてる僕らにも、シェレンベルガーがどういう音楽を理想として目指しているのか、分かるようになってきました。

 ウエン・シン=ヤン、松山冴花も含め、オールスター・キャストの演奏となった、オーケストラ・アンコールのラデツキー行進曲。聴衆の手拍子のポイントまで的確に指示するあたり、シェレンベルガーさんにとって、音楽を演奏することに関する真剣さは、本プログラムもアンコールもない、本当に実直な人だなあ・・・と思います。

 シンフォニーホールのロビーから。岡山芸術交流後もリアム・ギリックのインスタレーションが残されていて、これを鑑賞するには、ここが実は特等席かも知れません。 

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2016年に足を運んだコンサートのデータ [コンサート感想]

 拙ブログ恒例の年忘れ!今年足を運んだコンサートのデータをまとめる自己満足企画。
 2016年の最後のエントリーにしようと思って書きかけていたんですが、年末年始はバタバタしていましたので、ようやく更新することが出来ました。

 このエントリーは、ある程度時間が経ったら2016年12月31日の場所に移動させます。
2015年はこちら
2014年はこちら
2013年はこちら 

 今回も、例年通りのグラフのテンプレを使って分析していきます。 
 
 2016年のコンサート・ライヴに行った回数は27回で、これは例年と同等の水準。9月頃までは年間35
回ペースぐらいで推移していましたが、コンサートラッシュの時期の10月~11月にかけてコンサート通いの大敵の咳風邪をひいてしまい、6つほど行くのを見送りました。ただ、平均すれば1月に3回ぐらいのペースで、年間ベースで見るとこれぐらいの回数が自分が行くことのできる回数なんだろうな、と思います。
 
チケット代総額は89,205円、1回あたり平均3,304円でした。

◎ジャンル別
 オーケストラ18回、室内楽8回、器楽ソロ1回
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◎オーケストラの楽団別
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岡山フィルハーモニック管弦楽団:3回
 大阪フィルハーモニー交響楽団:3回
 日本センチュリー交響楽団:3回
 京都市交響楽団:2回
以下、1回
 バーミンガム市交響楽団、カメラータ・ザルツブルグ、ベルリン・シンフォニカー、広島交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、NHK交響楽団
 アマチュアオケ:1回(岡山大学交響楽団)

 トップは岡山フィルと大フィル、日本センチュリー響が3回で分け合いました。本当なら京響はあと2回チケットを買っていましたので、京響が4回でトップになる筈だったんですが、なかなか京都までコンスタントに出かけるのはしんどいですね。聴きに行った2回とも両方とも素晴らしいコンサートでした。
 岡山フィルは後半に定期演奏会が無かったのはやはり寂しい、大フィルはウルバンスキとフルシャという若き俊英を目の当たりにしました。日本センチュリーは3回とも「ハイドン・マラソン」で、これは病みつきになるセンチュリーのサウンドに酔いしれました。関西では京響の次に充実期を迎えているのは、日本センチュリー響ではないか?との思いを強くしています。
 1回限りとなった広響、新日本フィル、N響、どれもいい演奏でした。
 海外勢はバーミンガム市響とカメラータ・ザルツブルグは大当たりでしたが、ベルリン・シンフォニカーは不発で、波がありましたね。

◎指揮者別
 ハンスイェルク・シェレンベルガー、飯森範親:3回
 以下、1回(おもな指揮者のみ)・・・ヤクブ・フルシャ、クシシュトフ・ウルバンスキ、サッシャ・ゲッツェル、ジャン=クリストフ・スピノジ、井上道義、上岡敏之、山田和樹、広上淳一、高関健、

 2017年も、現時点で判明している範囲だけでシェレンベルガーの指揮を4回見れそうですから、恐らく首位はゆるぎないですね。

◎ソリスト・アーティスト
2回:小山実稚恵(Pf)、河村尚子(Pf)、ハンスイェルク・シェレンベルガー(Ob)

 以下、すべて1回(おもな奏者のみ)
 アンナ・ヴィニツカヤ/松本和将/中桐望(Pf)、イリヤ・カーラー/五嶋みどり/黒川侑/守屋剛志/堀米ゆず子(Vn)、ヨハネス・モーザー/趙静(Vc)、中村洋乃理(Va)、ワルター・アウアー(Fl)、マルギット・アナ=シュース(Hp)、秦茂子(S)、ドミニク・ヴェルナー(T)

室内楽団体:カルテット・ベルリン=トゥキョウ、アルト・ドゥ・カンパーニュ、アンサンブル・レ・ペッシュ、岡山フィルメンバー

 ソリストの中で印象に残っているのは、何といっても五嶋みどりさん。彼女の登場するコンサートは4回目ですが、どれもが素晴らしいコンサートです。1回の演奏に賭ける情熱がハンパ無い。シェレンベルガー・ファミリーのコンサートも、岡山の名物行事になってきましたが、コンサート中も「このメンバーの音楽を、こんなアットホームな雰囲気で感じられるなんて!」という感動がありました。

◎プログラム曲目別
 プログラムにあがった曲(アンコールは含まず)の標準的な演奏時間を5分単位で指数化。作曲家別にまとめています。
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 2014年は1位:ベートーヴェン、2位:バッハ、3位:チャイコフスキー
 2015年は1位:ベートーヴェン、2位:ベルリオーズ、3位:モーツァルト でした。

 1曲の時間が短いハイドンが、なんとランクイン!なんせハイドンチクルスに3回も行ったからなあ(笑)

◎コンサートホール別
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◎会場の府県別
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◎会場の市町村別
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 相変わらず、瀬戸内海沿岸を行ったり来たり…たまに都に上っています。

◎平成28年の印象に残ったコンサートは次の通り
(期間:2016/1~2016/12)

超SS級(まさに神が降りてくるような奇跡的なコンサート)
2016/12/9 日本センチュリー響 いずみ定期No.33 飯森範親指揮 Vc:ヨハネス・モーザー
2016/9/11 京響スーパーコンサート 広上淳一指揮 Vn:五嶋みどり
2016/3/4 岡山フィル第49回定期演奏会 ドイツ・レクイエム

SS級(物凄く感動したコンサート・・・年間ベストコンサート候補)
2016/12/10 大阪フィル第504回定期演奏会 フルシャ指揮 Pf:河村尚子
2016/8/12  日本センチュリー響いずみホール定期No.32 飯森範親指揮 pf:小山実稚恵
2016/6/17 日本センチュリー響いずみホール定期No.31 飯森範親指揮 Ob:シェレンベルガー
2016/5/20  大阪フィル第498回定期演奏会(1日目) ウルバンスキ指揮  Pf:ヴィニツカヤ
2016/2/19 広島交響楽団第357回定期演奏会 高関健指揮

S級(非常に印象に残ったコンサート)
2016/11/19 カメラータ・ザルツブルグ 岡山公演 モーツァルト「レクイエム」
2016/6/23 バーミンガム市交響楽団2016 倉敷公演 山田和樹指揮
2016/5/21 京都市交響楽団第601回定期演奏会(1日目) ゲッツェル指揮 Fl:アウアー

A級(たいへん良かったコンサート)
2016/9/23 Alto de Campagne Vol.3 岡山公演
2016/7/1  NHK交響楽団岡山公演 井上道義 指揮 Pf:小山実稚恵
2016/6/5 岡山フィル第50回定期演奏会 シェレンベルガー指揮
2016/3/18 新日本フィル倉敷公演 上岡敏之指揮
2016/3/12 倉敷のヴィルトゥオーゾ ピアノ・クインテット
2016/2/29 シェレンベルガーファミリーと岡フィルの仲間たち

 1年間で27回のコンサートに行って、17回も「良かった!」と思えるコンサートに出会えたというのは(そのうち、「神が下りてくるような感動」に包まれたコンサートが3回もある)、本当に幸せな事だと思います。


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岡山フィルなどの2017シーズンのコンサート情報(追加版) [各地プロ・オケの年間プログラム]

 遅まきながら、あけましておめでとうございます。まだ2016年のコンサート通いの総括も出来ておりませんが、とりあえず岡山フィルや津山国際総合音楽祭のコンサート情報について挙げておきます。

 シェレンベルガー氏の公式ホームページによると、今年の岡山フィルの第九はシェレンベルガーが指揮するようです。

2017年12月10日(日) 岡山シンフォニーホール
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱付」
指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー

 第九演奏会にシェレンベルガーが登場するのは2回目になりますが、今年はベートーヴェンの2、5,6、7番を採り上げたうえでの9番となるので、いっそう深化した第九が聴けそうです。去年の12月の第九も飯森範親さんの元、ベーレンライター版で完成度の高い第九を仕上げたそうですから、シェレンベルガーのタクトを受け入れる下地はかなり出来ていると思います。万難を排して聴きに行きたいと思います。

2018年5月20日(日) 岡山シンフォニーホール
岡山フィルハーモニック管弦楽団第56回定期演奏会
モーツァルト/交響曲第40番
マーラー/交響曲「大地の歌」
指揮:ハンスイェルク・シェレンベルガー
独唱:不明

 うーおおおお!ついに来ました『大地の歌』、シェレンベルガーが日本のオーケストラで、しかも首席指揮者である岡山フィルでやってみたいと言わしめていた名作中の名作が、ついに披露されることになります!!

 それから同ホームページには、2018年の4~5月に、カメラータザルツブルグと岡山バッハカンタータ協会の共演で、ザルツブルグとウィーンへの演奏旅行の予定も記載されています。プログラムは未定ですが、先日のモーツァルトのレクイエム以外の楽曲であれば、日本での凱旋公演もあるかもしれません。

 ただし、上記の予定はシェレンベルガー氏のHP上の情報であり、主催者発表情報ではありません。以前にもプログラム等が差し変わったこともあるため、あくまで参考情報として読んでください。

 それからもう一つ話題を。

 今年の津山国際総合音楽祭の開催概要が発表され、次のプログラムの予定が掲載されています。その中にこんなプログラムが・・・

2017年10月21日(土) 津山文化センター大ホール
マーラー/交響曲第4番
指揮:下野竜也
ソプラノ:今久保宏美
管弦楽:京都市交響楽団

 津山国際音楽祭に久々に京響が登場します。これは本当に楽しみですね。

 しかし、この日は「絶対に行こう!」と決めていた、イブラギモヴァが日本センチュリー響に登場するコンサートと被ってしまうんよなあぁぁ。どねーすりゃええ?

 また、情報が入りましたら更新します。


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